デザインの参考になる!奈良で見つけた和モチーフあれこれ

デザインの参考になる!奈良で見つけた和モチーフあれこれ

先月奈良県に行ってきました。観光ももちろん楽しんだんですけど、和デザインに取り入れられそうなものないかなーなんて思いながら散策しました。神社・お寺の装飾に注目してみると新たな発見があったりして楽しいですよ!
そんな奈良県で見つけた「和」をご紹介します。

春日大社を参拝してきました

写真:春日大社

春日大社は神護景雲2年(768)、平城京の守護と国民の繁栄を祈願するために創建された神社です。 春日山原始林に続く御蓋山の西麓に鎮座する藤原氏の氏神を祀っています。神が白鹿に乗って 奈良の地においでになって以来、鹿は神の使いとされています。 平成10年(1998)、古都奈良の文化財として春日大社と春日山原始林が世界遺産として登録されました。
(春日大社公式HPより引用)

[browsershot url=”http://www.kasugataisha.or.jp/index.html” width=”500″] 先日紫色に関する記事を書いたのですが、春日大社のHPも紫ですね。
神紋が下がり藤だからでしょうか。
紫色の記事はこちら

朱色、鳥居

写真:鳥居
神社でよく見られるモチーフですね。
こちらは本殿に入る前にお清め、お払いをす祓戸神社。手水所はどの神社にもありますが、お祓いをするためにこのような神社が設けられているのは初めて見ました。なんだか神聖な気持ちになります。

鳥居を使ったデザイン

以前紹介したアプリ「Fotopedia」のアイコンに赤い鳥居を使用しています。

写真:Fotopedia 日本 iPad/iPhone

釘隠し

写真:釘隠し
釘隠しは釘の頭を隠すための装飾品です。お寺や神社、お城などで見られます。
写真は六葉という形の釘隠し。六葉の葉と葉の間がハートマークみたいに見えますね。
先日TV番組の「和風総本家」見てたら歌舞伎座のリニューアルに携わった釘隠しの職人さんが出ていました。「自分の人生が閉じてもこれは残るから。そういう仕事が出来て幸せだ」という話されていました。
職人さんの魂が篭った釘隠し。是非ご覧になってみてください。

菊紋

写真:菊紋
菊は様々な和デザインに取り入れられています。背景だったりアイコンだったり取り入れやすいのではないでしょうか。ただ使用の際は花弁の枚数に注意してください。十六八重表菊は皇室の紋です。個人的には菊紋単体で使うより、アレンジした方が無難かなと。
他の植物と合わせて豪華にしてみたり、流水と合わせて菊水にしたり。
乱菊のIllustratorチュートリアルはこちらの記事にあります。(今回は過去記事リンク多めです・・)

雲紋

写真:灯篭
灯篭の鹿の後ろに雲の文様が装飾されています。お寺や神社で特によく見かけるモチーフです。
余談ですが、春日大社は沢山の灯篭がとても綺麗です。旅好きさん撮影好きさんにもお勧めですよー!
写真:灯篭

写真:藤紋
上品な紫の藤は和デザインとの相性も良いです。
写真は、弊殿の藤紋です。こちらの神社は巫女さんの装束が独特で、頭に藤の飾りを付けていました。
敷地内に見られる藤もとっても綺麗でしたよー!
写真:藤の花

華厳宗総本山東大寺

写真:華厳宗総本山東大寺
奈良の大仏様で有名な東大寺です。

華厳宗大本山 東大寺は天平15年(743)に聖武天皇が盧舎那大仏(るしゃなだいぶつ)造立の勅願を発布し、国全体をまもる寺として知識(自らの意志で協力する人々)の総力をあげて造営された.
(東大寺公式HPより)

[browsershot url=”http://www.todaiji.or.jp/” width=”500″]

鳳凰

写真:鳳凰
雲も描かれていますね。どのような意味合いで暖簾が掛けられているんだろう・・?
大仏様の後ろ側も雲の装飾がされていましたよー。

毘沙門亀甲

写真:毘沙門亀甲
写真は四天王の一人、多聞天(毘沙門天)様です。「毘沙門亀甲」という名前は、毘沙門天の鎧の柄から付けられたそうです。まさにこれですね。
写真:多聞天

日本では四天王の一尊として造像安置する場合は「多聞天」、独尊像として造像安置する場合は「毘沙門天」と呼ぶのが通例である。
(wikipedia/毘沙門天より)

三崩し(さんくずし)

同じく多聞天様の鎧から。
写真:三崩し

如何でしたでしょうか、毘沙門亀甲や三崩しのパターンは幅広く使えそうですね!
何気なく参拝していた神社やお寺も、細かい装飾や色使い、職人さんのこだわりに敬意を払いながら参拝するとより深く文化に触れるきっかけになるかもしれません。

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