ブロガーさんに贈るApp Store「一瞬で心をつかむできる人の文章術」レビュー


ブロガーさんに贈るApp Store「一瞬で心をつかむできる人の文章術」レビュー


ブロガーさんに贈るApp Store「一瞬で心をつかむできる人の文章術」レビュー

ブロガーなら一度は「読みやすい文章・読者を惹きつける文章」を書かなくちゃ!と思った事があると思います。時間を費やして書いた記事なのに、なんかイマイチ・・・となった事はありませんか?
情報発信系のブログは特に読者ありきだと思っています。

そこで、文章力を上げるために電子書籍「一瞬で心をつかむできる人の文章術 / 高橋フミアキ著」を読んだので、レビューを兼ねて過去記事を推敲してみたいと思います。
2013年9月現在100円になっているので、お買い得ですよ!

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心をつかむ文章術を取り入れて過去記事を推敲してみました

一瞬で心をつかむ「できる人」の文章術
カテゴリ: ブック
現在の価格: ¥100

テクニックを全て記載するわけにはいきませんが、幾つかピックアップしてご紹介します。

1日15分から始めよう

1日15分から始めよう
本のタイトルに「一瞬で」とありますが、そんな魔法のテクニックはありません。どちらかと言うと、読み終えた頃には心を掴まれていたという感じです。これは決して悪い事では無く、文章全体の読み易さや細かい描写のコツが紹介されています。
特に1日15分でできる練習法は、誰でも実践できる内容なのでここからスタートするのが良いと思いました。
結局日々の積み重ねなんですよね・・・。ただ、闇雲に書くのではなく、効率的に文章力が上がるように丁寧に解説されていましたよ。

早速推敲に入りましょう。

今回サンプルにする記事は「紫色の歴史・染料・価値観について – 日本の伝統色を探る –」です。長いんです、これが。
色の歴史シリーズの記事はどれも時間がかかっています。しかし、苦労して書いた割には、読み返すのがメンドくさい・・・。良い「悪い例」が沢山潜んでいましたのでこの記事を推敲しましょう。

メッセージを明確にする

デザインでも言えることですが、何を伝えたいのかはっきりさせる必要があります。書き手・作り手側の意志をはっきりさせないと全体がブレてしまいます。
メッセージを明確にする

サンプル:1
紫は一般的に「高貴」「優美」な印象を与えると言われていますが、それは何故なのでしょうか。歴史背景からヒントを探ることにしました。

これは記事冒頭の文章です。紫=「優美」はいつから始まったの?何で?と以前から思っていたので調べてみようと思ったんです。ズバリ私が記事を通して言いたいことは「○○なので、紫は優美な印象を与える」です。

では、文末を見てみましょう。

サンプル:2
いかがだったでしょうか。紫が高貴、優美なイメージを与えている理由は歴史背景にもばっちり裏付けられていたのですね。

おお、意外と書けてました。文頭と文末の一貫性は保たれているようで一安心。

では肉付け部分を見てみましょう。記事の内容は時代の流れに沿って紫色がどのように扱われてきたかを書いています。染色方法だったり、文学表現だったり。冠位十二階の最上位に君臨する特別な色なんだよーって事も書いています。

文章のリズムが大事

文章のリズムが大事
長い記事を書く時は特に大切な事です。書籍の中で指摘されていて(あちゃー・・)と思ったのがこちら。どこが悪いか分かりますか?

サンプル:3 before
黒の歴史でも触れましたが、冠位十二階では位色という位を表す色が定められていました。この身分制度では自分の身分の色の冠を着用していました。自分の階位より上の色は着用が許されませんでした。

はい、この文章は同じ語尾が連続していますね。3回以上同じ語尾が続くとリズムが損なわれるそうです。また、一文が長く、読みづらいのも気になります。

サンプル:3 after
冠位十二階では位色という位を表す色が定められていました。この制度は身分に応じた色の冠を着用しなくてはなりません。自分の階位より上の色は着用が許されませんでした。冠位十二階については以前公開した記事でも触れています。

如何でしょうか。次の点に気をつけてみました。

連続した語尾の修正

3回以上「ました」が続かないように修正しました。また、「黒の歴史でも触れましたが~」という書き出しは、読んでいない人が置いてけぼりになってしまいます。こちらは、文末に紹介する形式に変更しました。

連続した「の」の修正

  • 自分の身分の色の冠→身分を表す色の冠

「の」ばかりで何が何だか・・・。他人の色を着用するはず無いので、「自分の」を削除。「身分の色」→「身分を表す」とする事でスッキリかつ分かりやすくなりました。

長い文は分ける

特に一文目は長いですね。馴染みのない話題に触れる際、長文は読者が疲れます。分けられるところは分けて簡潔にしました。

心を込めて書く

読者の心を動かすには、自分がどのような場面で心を動かされたのか知る必要があります。例えば、「美しい絵画を見てきました。とても感動的でした。是非行ってみて下さい。」では何が感動的なのか分かりませんよね。書籍中では、熱いハートと冷静な頭脳のバランスや、読者に対する思いやりの大切さにも触れていました。

個人的に思うこと~イメージの充実~

イメージの充実
これは書籍の内容ではなく、個人的に思うポイントです。WEB上に記事を公開する場合は、文章の他にも考慮すべき点があると思ったのでまとめます。

ひと呼吸置く場所をつくる

WEB上の記事と書籍ではひと呼吸おく場所が違うと思うんです。ページものなら、「めくる」という行為でひと呼吸おけます。WEBの長文記事の場合、第一にその役割を果たすのがタイトル。大見出しや小見出しを活用することで、文章のまとまりが分かりますよね。しかし、いくら区切られていても文字のみだと疲れませんか?スクロールしてもスクロールしても文字ばかり。あぁもういいや・・・。
書籍でも挿絵はありますが、WEBの場合多めかな?くらいでいいと思います。
たまに記事とは関係のない画像を要所に入れているブログをみかけます。猫、植物、綺麗な女性など。これはまさに読者を疲れさせない為の工夫なのかなと。
2013/11/26追記:もちろん誤解を与えたり、多すぎるビジュアルは好ましくありません。あくまで文章の補完という位置付けで充実させるべきだと思います。

右脳記憶は左脳の10万倍

文字情報よりイメージの方が断然記憶しやすいと言われています。"クリエイティブな人は右脳人間だね。"なんて言われるように左脳が文字情報、右脳が映像やイメージを記憶します。処理速度は左脳より圧倒的に早く記憶量も左脳の10万倍なんだそうですよ。
チュートリアル系記事はもちろんですが、専門的な内容のものは積極的にイメージによる解説を取り入れるべきだと思いました。紫の歴史記事はちょっと少ないですね、うむむ。解説系の挿絵にフリー素材まんま使うなんてできませんので、Illustratorやfireworks等のソフトを活用することでよりブログが充実すると思います。

最後に

改めて推敲って大事なんだなと思いました。書いて終わりはなく、読み手の事を考えて練り直す時間をしっかり取らなくてはと思います。以前、小説家である舞城王太郎さんのタイピングを映像化したものを見たことがあります。その言葉が適切なのか書いては消し、書いては消し・・・を繰り返していました。
文章の向こうには感情を持った相手がいますし、書き手の感情も文章に表れます。今この記事を読んでくれている「あなた」に向けて丁寧に記事を書かなくてはですね。それがアクセスにも繋がるんだと思います。5年、10年経っても恥ずかしくない文章を書けるように日々精進しなくてはと思いました!

一瞬で心をつかむ「できる人」の文章術
カテゴリ: ブック
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