新年の無病息災を願って。七草粥を食べましたか?

七草粥

今月の和食記事は「七草粥」です!
1月7日は七草粥を食べる。古くからの習慣としてなんとなく知っていたものの、どうして七草なのか・・?由来や七草粥の効能をまとめてみました。

お正月で疲れた胃腸に。おいしい、ヘルシー七草粥!

七草がゆ・七草粥(ななくさがゆ)・七種粥とは、人日の節句(1月7日)の朝に食べられている日本の行事食(料理)である。

(七草粥/wikipedia)

1月7日の朝食に食べるのですね。7日なのは七草にかけているのでしょう。
新年の無病息災、豊年を願って食べるものとされています。
「七草粥」の七草とは以下になります。

  • セリ
  • ナズナ
  • ゴギョウ
  • ハコベラ
  • ホトケノザ
  • スズナ
  • スズシロ

普段の食事ではなじみが薄い人も多いのではないでしょうか。私は七草粥以外で食べる機会はほぼなかったです。
また、本来旧暦の1月(現在の2月)に行われる行事です。新暦だと、七草を手に入れるのも難しいですよね。私は手に入らないどころか見分けも付かないので、スーパーで販売されている「七草粥セット」を買いました・笑
(下の写真は足成のフリー素材です)
七草粥
何だか体に良さそうな七草。それぞれの効能については下記になります。

七草の効能

セリ

  • 原産地日本(茨城県、秋田県、千葉県、宮城県など)
  • カロテン、ビタミンC、ビタミンK、葉酸、カリウム、マンガン、鉄、銅などが多く含まれている
  • 袋に入れて湯船に浮かべると、冷え性対策にも
  • 食欲増進、貧血の改善、美肌、生理不順、更年期障害に効くと言われている
  • 独特の芳香は神経鎮痛や健胃、発汗・解熱、解毒などの作用があると言われる

ナズナ

  • 別名ぺんぺん草
  • 七草粥意外にもサラダ、浸し物や和え物、お吸い物、炒め物などに使われる
  • アセチルコリン、ブルミン酸、サポニン、シトステロール、チラミン、コリン、フマル酸、アミノアルコール、フラボノイド、ヒスタミンなどを含む
  • 下痢や便秘、習慣生活病である動脈硬化や高血圧、膀胱炎及び尿道炎、目の充血、分娩及び産後における出血、月経過多の改善に使用される

ゴギョウ

  • 別名ハハコグサ
  • フラボノイドやルテオリンモノグリコシド、フィトステロールなど含む
  • 風邪の予防、利尿作用、去痰作用、鎮咳作用など

ハコベラ

  • 切り傷、歯槽膿漏、痛み止めに良いと言われる
  • 江戸時代にはハコベラをすりつぶして塩を加え歯に塗ると、虫歯の痛みに効くとして流行

ホトケノザ

  • 別称タビラコ
  • 煎じて飲むとアトピー性皮膚炎によいとされている
  • 円座をなして地面にへばりつくように自生。仏の座。

スズナ

  • アブラナの一種
  • 根の部分だけではなく、 葉もおいしく食べれる
  • 利尿、便秘、鎮静作用

スズシロ

  • アブラナの一種
  • 消化促進、風邪の特効薬、抗癌作用や抗菌作用もある
  • 根の部分は水分が多く栄養価は低い。低カロリーなダイエット食に利用できる。

食べ方、作法など地域によって違いがあるようです。
ヘルシーな七草粥。お正月で疲れた胃腸を労わるのに最適ですね!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。