武士と印刷展を見てきました

武士と印刷展

アジアを中心にした様々な印刷資料を所蔵する印刷博物館で「武士と印刷展」が開催されていました。
武士と言えば戦ですが、その裏で普及していた印刷文化を知る為に行ってきましたよ!

スペース広々!見応え十分の武士と印刷展

武士と印刷展

武士と印刷展は東京都文京区にある印刷博物館で開催されました。企業主催の企画展なので30分あれば十分回れるかな?と思っていました。
しかし、1時間では足りないスペースと資料の数々!凸版印刷株式会社での展示を今後見に行く方は、お時間十分に余裕を持った方が良いです。展示があった地下一階には、VRシネマの上映会場もあります。織田信長の安土城を再現した作品「絢爛 安土城」が上映されており、そちらでも見応え十分でした!

武者絵を中心にした150点の展示

展示では1部と2部で構成されており、数々の資料(印刷物)が展示されていました。1部では平安時代~江戸時代の武者絵と、南総里見八犬伝、水滸画伝を合わせた約150点の印刷物の展示が見られました。

武田信玄の軍記も存在

今回の展示で印象に残ったものの1つが軍記。江戸時代初期に作られたとされる「甲陽軍鑑(こうようぐんかん)」が展示されていました。武田信玄一代の戦功、武略を中心にまとめられていました。これらの資料は、戦国時代の武士を知る貴重な手掛かりになると思います。印刷博物館所蔵は全23冊。武田信玄と言えば、確かラブレター的な手紙も残っています。

第二部:武士による印刷物

第二部では、戦国時代から江戸時代にかけての印刷物の展示がありました。戦国時代には文化の発展を重視した大名がおり、特に「今川」「大内」「朝倉」氏は印刷事業にも取り組んでいます。徳川家康は今川氏の元で人質になっていた時期があり、影響を受けていたのかもしれません。
第二部の展示エリアでは、各大名が発行した書物が展示されており、文化財をまとめたものや兵法書など様々確認することができました。
以前から気になっていた「雪華図説」もありました!雪華図説は雪の結晶を観察した図鑑で、92種類もの雪の結晶が描かれています。江戸時代に既にこのようなものが存在していたと思うと興味深いです。

浮世絵の制作工程も分かる

第二部のエリアを抜けると、浮世絵の制作工程を道具と共に紹介されていました。他にも、当時の作業場を再現したスペースもあります。畳の部屋に沢山の浮世絵が吊るされていました。

最後に

平安時代や戦国時代など、古い時代の物を直接拝見できる。授業では習わない事を知る事ができる。とても有意義な時間を過ごす事ができました。今回の展示で今川、大内、朝倉氏の戦国3大文化にも興味が湧きました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。