東武百貨店池袋で開催中の伝統的工芸品展WAZA2016に行ってきました

東武百貨店池袋で開催中の伝統的工芸品展WAZA2016に行ってきました

2016年2月18~23(火)まで池袋の東武百貨店で開催している「伝統的工芸品展WAZA2016」を見てきました。
日本の伝統工芸品が沢山展示販売されています。
普段、伝統工芸品を見る機会がない人でが気軽に足を運べるイベントですよ!

職人技を一度に&気軽に見れる絶好の機会

先日「編み方100種類以上!竹細工に見る日本伝統文様」で竹細工をご紹介しました。丁度良いタイミングで伝統工芸品展が開催されていたので行ってきました!
足を運んだのは池袋東武百貨店8階で開催中の伝統的工芸品展WAZA2016です。

わざわざ職人さんの所まで行くのは敷居が高いな~と思っている人にはとても良いイベントだと思います。
まずは、工芸品展などのイベントがお勧めな理由をご紹介します。

全国の職人さんが集まる

今回の開催地は東京都の池袋東武百貨店ですが、全国から工芸品が集まっていました。旅行でも行かないと見れないものが、このようなイベントで一度に見ることができます。

何か買わなきゃ・・・感に襲われない

よくあるのが店を入ったら最後、何か買わなきゃいけない(気がする)感情に陥る事。私もそんな話はよく聞きますし、実際そのような経験をした事があります。呉服とか・・・。
しかし、人通りが多く、多数のお店が出店している催事イベントの場合は、気軽に見ることができます。その中で、お気に入りが見つかるかもしれませんしね。

外国人対応もバッチリ

海外の方は、日本の伝統工芸品に興味にがあるけど、英語が通じないなどの不便さを感じる事があるかもしれません。
百貨店の場合は、英語のパンフレットがあり、支払い方法のアナウンスもバッチリなので安心。
英語版ガイド

特に印象に残った工芸品ブースのご紹介

どの工芸品も素晴らしいと思いますが、今回は特に印象に残った工芸品をご紹介します。

江戸木版画

匠木版画工房 ふれあい館の職人さんが実演していました。実際に掘っている姿を拝見できたのは非常に良い機会だったと思います!細かい!丁寧に丁寧に掘り進めていました。
職人さんと言えば、無口で声かけにくいイメージがあるかもしれませんが、全然そんなことはありませんでした。
小学生のお子さんに優しく説明している姿が印象的でした。
実演されていた彫師さんのサイトはこちら。

匠木版画工房 ふれあい館 朝香伝統木版画教室
江戸木版画
江戸木版画

長崎波佐見焼

長崎県波佐見焼陶器も多数出展されていました。こちらすいません、お店の名前がわからなかったので、波佐見焼振興会のサイトへリンクしておきます。

リンク先サイトに掲載されているものはシンプルなのですが、出展されていたのは細かい模様のものが多かったです。そしてこちらも模様付けを実演していました。細かい&丁寧に描きこんでいました。
長崎県波佐見焼を多数扱っているサイトを見つけましたので合わせて紹介しておきます。

マルヒロ

駿河竹細工

先日ご紹介した竹細工の記事「編み方100種類以上!竹細工に見る日本伝統文様」では八女竹細工と別府竹細工をご紹介しました。今回の展示では駿河竹細工が出展されていました。駿河竹細工は江戸時代に武士が内職として始めたのが始まりだそうです。

駿河竹細工

八女提灯

上述した竹細工の記事では八女竹細工をご紹介していますが、このイベントでは提灯が出展されていました。八女は伝統工芸品が沢山ありますね。
八女提灯

僭越ながら・・・出展者様へのご提案

会場をぐるりと周って、こんな工夫をしたらどうかな?お客さんに更に興味を持って貰えるんじゃないかな?と感じたことをご紹介します。

実演

これがあるとないとでは大きく違うと思います!職人さんの邪魔にならないかなーなんて遠慮気味に見ていた方もいますが、やはり手仕事を間近で見れるのは良いと思います。
普段とは違う環境で集中できないかもしれまんが、イベントならではという事で。

フライヤーは充実すべし

今やネット時代で、SNSを利用している人が沢山います。私のようなブロガーも珍しくない時代ですので、拡散しやすいようにフライヤーは是非充実させて下さい!少なくとも私は持ち帰って読みます。TwitterやFaceBookで写真付きで投稿(紹介)されるチャンスです。

今回見たフライヤーの中では「江戸指物」さんが一番力が入っていたように感じました。モダンで思わず手に取りたくなるような冊子を置いてましたよ。
flyer1
冊子の中もとても充実しており、制作者、作品、作業工程などわかりやすくまとめてありました。もちろん各職人さんへの連絡先もしっかり記載しています。
江戸指物
また、江戸木版画さんも、木版画の制作手順をシンプルで分かりやすく紹介した説明書きが置いてありました。これは持ち帰り用ではありませんでしたが、アコーディオン折りで、手順に沿って読み進める工夫がされていました。また、木版画の細かさを伝えるためにルーペも設置してありました!
江戸木版画
こういった工夫はお客さんにも伝わるので積極的に導入されては如何でしょうか。

最後に

普段伝統工芸品を見に行く機会がない人も百貨店なら気軽に足を運べますよね。しかも多ジャンルの工芸品がの一堂に会するので思わぬ出会いもあるかもしれません。今回の伝統的工芸品展WAZA2016は期間が短めですがお近くの方は是非!

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