まだ雪が降ったりと寒い日が続きますが、暦の上ではもう春です。
入学、新生活など春を意識したデザインを作り始める人も多いかと思います。
今回は、Illustratorで桜の花弁を作り、Photoshopブラシで花吹雪作る方法をご紹介します。
制作環境:IllustratorCS5,PhotoshopCS5
IllustratorとPhotoshopで桜の花吹雪を作る
Illustratorで桜の花弁を作る
- Illustratorを起動し、新規ファイルを作成。[楕円形ツール]で円を描きます。大きさはだいたい描きたい花弁の長さ=直径です。
- [ダイレクト選択ツール]で、図のパスを選択する。shiftを押したまま下へ伸ばす。
- [ダイレクト選択ツール]で、図のパスを選択する。Altを押したままハンドルを持ち上に持ち上げます。反対側も同様に行う。山を二つ作るイメージ
- [アンカーポイントの追加ツール]で3.で作った山の頂点にアンカーポイントを追加。ポチポチとクリックすれば追加されます。
- [アンカーポイントの切り替えツール]で4.で作ったアンカーポイントをポチポチとクリック。
- [ダイレクト選択ツール]で形を整える。サイドの角ばった部分を滑らかにし、切込みを深くしました。
- [アンカーポイントの切り替えツール]で付根を尖らせた場合は、図の右側のようになります。お好みで調整して下さい。
作成した花弁を[回転ツール]で72°回転させながら複製すれば桜の花ができます。
- [回転ツール]を選択し、Altを押したまま回転の軸をクリック
- 回転ダイアログが表示されるので、角度を72°にし、[コピー]をクリック。これで1枚複製されます。
- Ctrl+Dで繰り返せば出来上がり。
尚、スターツールを使用して桜の花を作る方法はこちらにまとめてあります。
他にもアピアランスを使う方法でもできますので、お好きな方法でどうぞ。
Photoshopのブラシ設定で花弁を散らす
では作成した花弁をPhotoshopを使用して花吹雪にしたいと思います。
Illustratorで花吹雪を作る場合は[シンボルスプレー]や[シンボルスピン]ツールを使用すればできますが、今回はPhotoshopで仕上げます。
- 作成した花弁をPhotoshopで開きます。花弁のレイヤーを選択してメニューの[編集]-[ブラシを定義]をクリック。ブラシの定義ダイアログが表示されますので、任意のブラシ名を付けてOK。
- ブラシパネルに登録されました。
- 登録したブラシを設定します。[ブラシツール]を選択し、ブラシパネルを表示させます。ワークスペースにブラシパネルが無い場合は、メニューの[ウィンドウ]-[ブラシ]で表示されます。
- 以下のように設定します。あくまでサンプルですのでデザインに合わせて細かい数値は調整して下さい。
- 完成
アレンジとして、レイヤーを重ねて花弁の濃さを変えたり、[指先ツール]でぼかしたりしても綺麗だと思います。
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フォトショップエレメンツでもできますか?
コメントありがとうございます。
Elementsのブラシにも散布があるようなので機能的には出来るはずです。
ただし、メニューやインターフェイスに違いがあるかもしれないので、大まかな手順を参考にして頂ければ。花弁を描く⇨ブラシ登録⇨散布。