幾つ知ってますか?日本の伝統文様20選 


幾つ知ってますか?日本の伝統文様20選 


幾つ知ってますか?日本の伝統文様20選 

和風のデザインを作るとき「あの柄の素材を探したいんだけど、名称が分からない!」と思ったことはありませんか?「青海波」「麻の葉」「流水」・・・どんな文様かパッと浮かびますか?
文様と名称が一致しない人も多いんじゃないかなと思って記事にしてみました。比較的よく目にする王道的文様を20集めてみたので素材探しのお供にどうぞ。

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デザインのお供に!日本の伝統文様集めました

桜や松竹梅は吉祥文としておめでたい時や華やかな印象を与えるのによく使用されています。文様の意味や由来を知ることでよりデザインに意味を持たせる事ができるのではないでしょうか。後半はシームレスパターンとして活用できる文様を載せているので、背景パターンなどに活用してみてください!
追記:他にも第二弾としてこちらの記事でも紹介しています。

桜(さくら)

桜

  • 平安時代頃から花と言えば桜になった
  • 桜には稲の神が宿り、開花の状況でその年の豊凶を占っていた
  • 花弁のみを図案化したもの、流水と組み合わせたもの等バリエーション豊かに用いられる
  • 桜のチュートリアルはこちら:Illustratorで桜をつくる – 和素材作り –

松(まつ)

松

  • 神が依りつく樹として古代に扱われた
  • 常緑であることから長寿の意味と重ねられる

竹(たけ)

竹

  • 竹を図案化したもの。竹の葉だけを図案化したものは笹文と言う
  • 松竹梅の組み合わせが有名で、神事などに使われる事が多かった
  • 成長が早く、生命力がある事から、子供の健やかな成長への願いが託されたとされている

梅(うめ)

梅

  • 奈良時代以前、花と言えば梅だった
  • 枝と共に描かれる梅枝文と5枚の花弁をクローズアップして図案化した梅鉢文様式に大別される
  • 梅の花は別名「好文木」といい、学問が栄えると立派な花をつけるとの言い伝えがある
  • 「梅」=「産め」として安産祈願もあり

菊(きく)

菊

  • 奈良から平安時代にかけて渡来し、多くの絵画や工芸品の題材にされた
  • 秋の花であるが、季節を問わず吉祥文として使用される
  • 流水と組み合わせた「菊水」、唐草と組み合わせた「菊唐草」など様々なバリエーションがある
  • 乱菊のチュートリアルはこちら:Illustratorで乱菊をつくる – 和素材作り –

紅葉(もみじ)

紅葉

  • 秋を代表する植物文
  • 流水、波、菊庵等と共に描かれる事が多い。流水に紅葉を散らした文様を竜田川と呼ぶ
  • 葉の形が鶏冠に似ている事から立身出世に通じ、武家に愛された文様

扇(おうぎ)

扇

  • 開いた扇の形の文様。扇面文ともいう。
  • 単独で使用する他、画面に散らしたり、扇の中に文様を描いて用いられる
  • 末広がりの形は発展、繁栄の吉兆を表す図形として好まれた

千鳥(ちどり)

千鳥

  • 愛らしい姿で文様かされ、比較的庶民的なもので目にする事が多い
  • 単独より、波などと組み合わせて描かれる

流水(りゅうすい)

流水

  • 水の上を流れている様子を図案化したもの。流しとも言う
  • 文様全体に動きがある、情緒的な文様

雲(くも)

雲

  • 空に浮かぶ雲を図案化したもの
  • 絵巻物などの時間や場面の区切りとしてよく用いられた
  • 極楽が雲の上にあると考えられ、未来永劫への願いが託された
  • 雲文の種類には雲珠文(うんじゅもん)、霊芝雲文(れいしぐももん)などがある
  • あんまり綺麗ではないですけど…雲のチュートリアルはこちら:[筋斗雲]Illustratorで和風・中華風の雲を描くチュートリアル -和素材作り-

霞(かすみ)

霞

  • 霞がたなびく様を文様化したもの。
  • 古くから絵画に用いられ、歌舞伎の衣装にも使用された
  • エの文字のように図案化されたエ霞はよく使用され中に吉祥文様を詰めたりする

青海波(せいがいは)

青海波

  • 三重の半円を連続して波を表した幾何学文様
  • 発祥はササン朝ペルシャとされる
  • 日本でも雅楽の演目として平安時代から見られるが、普及したのは江戸時代とされる
  • 未来永劫への願いが込められた吉祥文
  • 青海波のチュートリアルはこちら:Illustratorで青海波のパターンをつくる – 和素材作り –

麻の葉(あさのは)

麻の葉

  • 大麻の葉の形に似ている事から付けられた
  • 歌舞伎衣装に用いられた事で大流行した文様
  • 成長が早く、まっすぐ伸びることから子供の成長を願って産着にも多く使用された

亀甲(きっこう)

亀甲

  • 六角形を繋いだ幾何学文様
  • 西アジアから中国を経て日本に伝わる
  • 亀の甲羅に似ている事に由来。長寿の吉祥文として利用された
  • 亀甲文の種類には「子持ち亀甲」、「花菱亀甲」などがある

毘沙門亀甲(びしゃもんきっこう)

毘沙門亀甲

七宝(しっぽう)

七宝

  • 仏教の経典に書かれている七つの宝物「金、銀、瑠璃、珊瑚、瑪瑙(めのう)、玻璃(はり)、千年生きるとされるシャコガイ」に由来すると言われている
  • 耐えることのない永遠の連鎖と拡大を意味し、円満、調和の吉祥文として親しまれている
  • 中心に花を据える「花七宝」、重なる円弧の部分に小円を重ねる「星七宝」、連続させた「七宝繋ぎ」などがある

籠目(かごめ)

籠目

  • 竹で籠を編んだ編目文様
  • 五芒星が連続しているようにも見える事から鬼が嫌う魔除けの文様とされる
  • 男性や子供の精神が浮遊するのを囲い止める意味でもあった
  • 水辺にあるものと共に配置され多くの文様に取り入れられた

矢絣(やがすり)

矢絣

  • 矢羽根を絣織で表現した文様
  • 明治時代に女学生が袴やブーツに合わせて着物に用いて大流行した
  • 矢は射れば戻ってこないので、婚礼の縁起物とされた

鹿の子(かのこ)

鹿の子

  • 鹿の背にある斑に似ている事が由来
  • 菓子、料理、織物など幅広く「鹿の子」と名の付くものがある。
  • 織物では鹿の子文が凸凹になって現れている

市松(いちまつ)

市松

  • 歌舞伎役者佐野川市松が舞台衣装に用いた事からこの名称が付いた
  • 日本だけではなく、世界中でみられる文様。チェス盤に例えてチェッカー、チェックなどと呼ばれる。

参考文献:
由来や込められた意味はこちらの書籍からお借りしました。




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