色彩学中心の2017年4月ブックレビュー

今月はデザインでも非常に重要な「色彩」関係の本を幾つか読んだのでレビューします。
※Amazon Kindle Unlimited(月額980円で読み放題)は読みたい本がヒットしなくなってきたので解約しました。

改めて「色」を勉強してみようと思って読みました

今月読んだ本は4冊。個人的ヒットの良い本と巡り合えました!

色彩心理学入門―ニュートンとゲーテの流れを追って

ニュートンやゲーテといった学者達のの色彩研究についての解説が主。デザインワークで使えそうな「最も目立つ色は赤で・・・」といった内容は最後の2章に書かれています。
調査結果に基づく内なので、2章だけでも参考になります。・・・が、個人的にはもっと知りたいので他の本も探そうと思います。

ワークショップデザイン――知をつむぐ対話の場づくり

勉強会を定期開催中なので、このような本も読んでみました。知っている”つもり”になっていた事を再確認できました。付録として、ワークショップを盛り上げるためのアクティビティカードがついています。このカードをパラパラ見るだけでも、新たな発見があり、「取り入れてみようかな」という気になります。
読みやすく、実践に活かせそうな一冊。

日本の色のルーツを探して

これ!これ!!タイトルに惹かれて気になっていた一冊。買ってよかったです。
当ブログで紹介している日本の伝統色の記事を面白いと思ってくれた方は、買って損はない一冊です。実際、ウチのブログで紹介している「赤・黒・紫」については、内容が被っている部分が多かったです。他の色にも興味がある方は是非どうぞ。
著者である城一夫先生は、色彩や文様が専門の方で、多数著書があります。他の書籍も読もうと思います。
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定本 和の色事典

こちらは読み物というよりも、色見本として置いておくと重宝すると思います。
日本の伝統色と概要が281ページに渡り掲載。日本の色名は500の固有名があるそうで、パラパラめくって気になる色の解説を読むだけでも勉強になります。関連画像は、その色が何に使われていたかが一目で分かるのでこちらも有り難いです。
色見本系の書籍と言えば、吉岡幸雄さんの「日本の色辞典」もあります。
二冊の大きな違いは、「定本 和の色事典」はCMYKのカラーコードが記載されています。「日本の色辞典」の方は、色の解説が和の色~よりも詳しいです。
RGBのカラーコードも欲しい!という人は「すぐわかる日本の伝統色」という本もありますよ。一番ボリュームがあるのは「定本 和の色事典」ですが、立ち読みとか中身をパラパラ見て自分に一番合うものを1冊手元に置いては如何でしょうか。

まとめ

新しい知識を入れる事はとにかく楽しいなと思える出会いでした。
伝統色をデザインに活かすためには、色彩学の知識もベースに必要なので、もっとこのジャンルは深めていきたいと思います。

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